三年以内に作家にならないと死ぬ呪い

会社員が三年以内に作家になることを目指して奮闘する活動日記。

小説の模写に意味はあるのか②

かくたんと申します。

 

前回は小説の模写について

・模写がいいかどうかは人による

・まず短時間でいいから試そう

というお話をしました。

 

今回は私が短時間の模写を試したときの

お話について。

 

私も初めは

「模写なんてわざわざしなくても、模写をするように集中して一字一句読めばいいでしょ」

と思っていたんですけど。

まあ少しくらいなら試してもいいか、と思い

ついこの間やってみたんです。

 

結果、たった2、3ページ模写するだけで模写するように読む場合との違いを実感しました。言葉の選び方、文章の限り方。その作家さんのいろいろな癖が見えてきました。これまでやっていた「模写するように読む」は、「模写するように読んだつもり」だったんだと思います。

 

私の普段の読書スピードはある程度早い方だと思いますが、正直しっかり読み込めているとは思っていません。そのため、娯楽ではなく学びのために模写するように集中して読もうとするときは、普段よりも結構スピードを落として、言葉の選び方や構成を気にしながら読んでいました。

 

しかし、実際に模写をした感覚と比較すると、どうやら十分に集中し切れていなかったようです。一体なぜでしょう。

 

恐らく、普段の読書の癖が染み付いているからだと思います。どんなに集中しようとしても、知らぬ間にいつものただ楽しいだけの読書感覚に寄ってしまっているんだと思います。

 

もしかすると、逆に普段あまり読書をしない人だったら、模写をするように集中して読むことは簡単かもしれませんね。

 

他にも、実際に模写する方がいいパターンはいくつか考えられると思います。

 

・読む感覚と書く感覚に大きな違いがある

前回の記事の例え話で言うところの「英単語を眺めてもなかなか覚えられないけど、書いたらすんなり覚えられる人」ですね。

 

・モチベーションがものすごく上がる

自分が素晴らしい文章を書いている!文豪になった気分を味わえる!こういった感覚がやる気を上げることで集中力も高まり、自分の成長につながることに気付きやすくなることもあり得るでしょう。

 

ということで、今の私は模写をした方がいい、という結論になりますが、それで終わってはいけないと思っています。

 

どうしても模写をすることには時間と労力がかかります。私がこれからすべきことは、自分の癖をしっかり見抜いて、模写をしなくても読むだけで模写したときと同じくらい成長できるようにすることだと思います。

 

それと並行して、どういう本を読むべきなのか、読んで何を学ぶのか、といった質の部分も追求していきたいですね。

 

次回は、小説の模写に関する様々な意見を取り上げる予定です。お楽しみに。