小説の模写に意味はあるのか②
かくたんと申します。
前回は小説の模写について
・模写がいいかどうかは人による
・まず短時間でいいから試そう
というお話をしました。
今回は私が短時間の模写を試したときの
お話について。
私も初めは
「模写なんてわざわざしなくても、模写をするように集中して一字一句読めばいいでしょ」
と思っていたんですけど。
まあ少しくらいなら試してもいいか、と思い
ついこの間やってみたんです。
結果、たった2、3ページ模写するだけで模写するように読む場合との違いを実感しました。言葉の選び方、文章の限り方。その作家さんのいろいろな癖が見えてきました。これまでやっていた「模写するように読む」は、「模写するように読んだつもり」だったんだと思います。
私の普段の読書スピードはある程度早い方だと思いますが、正直しっかり読み込めているとは思っていません。そのため、娯楽ではなく学びのために模写するように集中して読もうとするときは、普段よりも結構スピードを落として、言葉の選び方や構成を気にしながら読んでいました。
しかし、実際に模写をした感覚と比較すると、どうやら十分に集中し切れていなかったようです。一体なぜでしょう。
恐らく、普段の読書の癖が染み付いているからだと思います。どんなに集中しようとしても、知らぬ間にいつものただ楽しいだけの読書感覚に寄ってしまっているんだと思います。
もしかすると、逆に普段あまり読書をしない人だったら、模写をするように集中して読むことは簡単かもしれませんね。
他にも、実際に模写する方がいいパターンはいくつか考えられると思います。
・読む感覚と書く感覚に大きな違いがある
前回の記事の例え話で言うところの「英単語を眺めてもなかなか覚えられないけど、書いたらすんなり覚えられる人」ですね。
・モチベーションがものすごく上がる
自分が素晴らしい文章を書いている!文豪になった気分を味わえる!こういった感覚がやる気を上げることで集中力も高まり、自分の成長につながることに気付きやすくなることもあり得るでしょう。
ということで、今の私は模写をした方がいい、という結論になりますが、それで終わってはいけないと思っています。
どうしても模写をすることには時間と労力がかかります。私がこれからすべきことは、自分の癖をしっかり見抜いて、模写をしなくても読むだけで模写したときと同じくらい成長できるようにすることだと思います。
それと並行して、どういう本を読むべきなのか、読んで何を学ぶのか、といった質の部分も追求していきたいですね。
次回は、小説の模写に関する様々な意見を取り上げる予定です。お楽しみに。
小説の模写に意味はあるのか①
今日も依然、呪われたままのかくたんです。
今回の記事は、
小説の練習のために小説の模写をするのは
どうなのかというお話。
ちなみに、①②では私の考えを、
③ではネット上にあった様々な考えを
まとめる予定です。
特に③に興味がある方はそちらをどうぞ。
小説を書くことは非常に難しい。
それはもちろんそうなんですけど、
より具体的になんで難しいかというと
「答えが一つでない」
「教わる機会がほとんど無い」
などが理由ではないでしょうか。
特に「答えが一つでない」というのは、
小説が面白い所以であり、
難しい所以でもありますよね。
私のようにプロでない書き手にとっては
小説を書いたところで、
それがどう評価してもらえるものなのかを
知ることすら簡単ではないですから、
あてのない旅のように思います。
さて、そんなときに私たちは
「どうしたらうまくなるんだろう」と考え、
月に2,3回は「小説 書き方」みたいに
漠然とした検索を投げてみたりしますが。
今回は小説の書き方を学ぶ一つの方法
「模写」についてです。
模写に対しての考え方は千差万別で、
「模写のおかげで上手くなった」
「模写をするとやる気が上がる」
という声から
「模写なんて時間の無駄」
「模写をするように集中して読めばいい」
という声まで耳にします。
では正解はどっちなのかというと、
たぶんどっちもそこまで間違ってないんです。
要は人による部分が強いってこと。
例えとして正しいかどうかは分かりませんが、
受験勉強で漢字や英単語を覚えるとき、
何回も繰り返しノートに書いて覚える人や、
ただ集中して見て覚える人、
英単語だと耳で覚える人もいますよね。
これに対して、
「絶対書くのは無駄」
「いやいや書かないと覚えられない」
「友達の名前は書かずに覚えただろ」
「友達と単語は全く別物だし、覚える量も違うし、早く覚えるためには書かないと無理」
なんて口論を聞いたりしますけど。
私の意見としては、
「いろいろ試して、一番合う方法でやろう」
で定まってます。
自分がより成長することを一番に考えたとき、
どの手法が一般的に最も優れているかを
決めることに意味はありません。
『自分の場合はどうか』、これに尽きます。
小説の模写に話を戻しますが、
きっと正確に時間をかけて模写をしないと
自分の成長のために必要なことを
見つけながら読めない人だっていますし、
逆に目で話を追うだけで
いろいろなことに気付ける人もいます。
人によっては、
しっかりした模写とただの読書では
全く別のことに気付くなんてことも
あっておかしくないと思います。
だから、ぜひ模写を一度試してみましょう。
もちろん細かいことを言えば、
ものすごく時間をかけて模写を試さないと
分からないこともあるでしょう。
しかし、短時間試すだけで
何かが見えてくることだってあり得ます。
実は私もそうでした。
そのお話は次の記事で。
アクセスだけでも励みになります。。。
作家になるためにやるべきこと②
かくたんです。よろしくお願いいたします。
前回の記事では、
・五大文芸誌の新人賞を取って作家デビュー
・それとは別に地方文学賞等を狙う
について書かせていただきました。
今回は地方文学賞等について。
地方文学賞とはその名の通り、
各地方が公募している文学賞。
有名なものには
・さきがけ文学賞
・ゆきのまち幻想文学賞
などがあります。
五大文芸誌よりは取り易くなりますが、
決して簡単なものではありません。
受賞された方が審査員を務めていることも
多いです。ぜひ調べてみてください。
地方文学賞等を受賞するだけで
作家デビューできることはほとんどない、
かと思われます(どの程度かは分かりません)。
しかし、力試しにはなりますし、
自信にも繋がりますよね。
ということで、私には三年しかありませんが、
地方文学賞にも挑戦しようと思っています。
最悪、三年語、呪いをかけてきた者に
「で、でも、ちほぶん取ったから!」
と言えば助けてもらえるかもしれない……。
私が今、目を付けさせていただいているのは
・中国短編文学賞
・ゆきのまち幻想文学賞
・その他、いくつかのコンテスト等
これらの賞に向けた執筆を行いつつ、
五大文芸誌にも挑戦していきます。
……といいつつ、実は既に
応募している公募もあります!3つほど!
それらについては結果がで次第、
ご報告させていただきます。
梅雨の時期あたりの予定です。
お互いに日々鍛錬。ですね。
作家になるためにやるべきこと①
かくたんです。よろしくお願いいたします。
ともかく私は三年以内に作家にならなければ
死んでしまう呪いにかかっておりまして、
作家になるためにどうすればいいのかを
死ぬ気で考えなくてはなりません。
ここで死ぬ気って言うとややこしいですが。
一ヶ月ほど自分なりに調べてみて、
自分が今もつ力を活かして
たったの三年間で作家になるためには
どうすればいいのかを考えてきました。
結果、純文学が好きな私は、
これを目標とするのが適切と言えそうです。
『五大文芸誌の新人賞を受賞する』
※五大文芸誌とは、「すばる」「新潮」「文藝」「文學界」「群像」のこと。各文芸誌が新人賞を公募している。
詳しいことはググっていただくとして
(あるいはいずれ纏めさせていただくとして)
五大文芸誌の新人賞を受賞することは
純文学での作家デビューを目指す人にとって
最も目標にしやすいものだと思います。
最近は小説の出し方にも様々な形がありまして
(例えば電子書籍や小説投稿サイトなど)
デビューの仕方も増えているようですが、
こちらはこちらで大変そうなので却下。。。
非常に困難な道のりではありますが、
このブログに
「一次選考突破できたよ!」
「なんと最終選考までいけたよ!」
「遂に受賞できたよ!」
なんて言葉が書けることを夢見ています。
ということで五大文芸誌の新人賞に
応募するためのお話を書いていくのですが、
その前に?それと並行して?
挑戦しようと思っているものがあります。
五大文芸誌よりはハードルの低い賞です。
具体的にどのような賞を狙うか、
次の記事でご紹介いたします。
アクセスだけで励みになります。。。
三年以内に作家にならないと死ぬ呪い
はじめまして、かくたんと申します。
ただのアラサーの男です。
会社員として働く傍ら、小説を書いています。
学生時代はフリーランスライターとして
ネット記事作成等の活動をしていました。
いろいろ説明したいところなんですが、
時間がないので簡潔に申し上げますと、
三年以内に作家にならないと死ぬ呪い
にかかってしまいました。
このブログは
死ぬ気で、死なないために、
執筆活動に励む私の活動記録。
応援してくださる方、一緒に夢を追いかけたい方、
ぜひお相手してください。
励みになります。。。